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43.日本国内でのせどりについて考えてみる

更新日:10月17日

ここ数年、日本では「せどり」や「転売」という言葉にネガティブな響きが強くなってきました。行き過ぎた転売に購入側が疲弊してしまった結果ではないでしょうか。

「転売ヤー」という呼び方がすっかり定着したのもそのあらわれでしょう。


もちろんせどりそのものは違法ではありません。ただ、人気商品の在庫を押さえて高額で売るようなケースが目立つとどうしても「買えない」「高すぎる」といった不満が噴出します。

購入者から見れば当然の反応です。


とはいえ、せどり=悪ではない


実際の商売の歴史を振り返れば、市場で仕入れて別の市場で売るのは昔から繰り返されてきたごく自然な営みです。単純に「せどり=悪」と片づけられるものではありません。


ではなぜ、「問題あり」と見なされやすいのでしょうか?


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問題視されやすいケース


多くの場合、それは「価格の釣り上げ」です。在庫が少ないのを利用して高値をつけると、消費者から批判が集まりやすいのは自然なことです。


・・・でもそれくらいじゃない??

釣り上げがなければ、買う側からすればメリットしかないような気もします。


では、消費者目線で見るせどりのメリットを考えてみましょう

1. 手に入りにくい・廃盤・限定品を入手できる機会が増える

2. 価格差を利用して「比較的安く」買えることがある

3. 品揃え・選択肢が増える

4. 購入のタイミング・場所の自由度が高い


これらのメリットが挙げられます。

アマゾンで購入する場合、大体小売店で買うより安く売られている感覚です。


中間問屋と同じ機能をしていると言えます。


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逆にメーカーにメリットはあるのか


ここでメーカーにとって何がメリットになるのかについて考えてみたいと思います。


メーカーにとってせどりが存在するメリット

1.商品の露出頻度

 市場への露出が増えるため、消費者に商品を知ってもらう接点が広がります。

2.流通速度の上昇

 流通量が増えることで販売速度が上がり、結果として回転率が良くなり売り上げに繋がります。

3.三方良し

 消費者側にとっては買い占めが起こらないという点でメリットであり、また価格競争によって安く購入できる機会が生まれ満足度が上がります。

特に日本国内の場合は偽物がほとんど出回らないため、こうしたメリットがより感じやすいのも特徴です。


ではデメリットとは

メーカー目線で考えるとこのようなデメリットとなるポイントがあります。

1.ブランドイメージの毀損 価格が乱れやすく、メーカーが意図した「価値」より安く流通してしまう。

2.流通管理の不透明化 誰がどれだけ在庫を持っているのか見えにくく、需要予測や戦略に影響する。

3.アフターサービスの分断 正規ルート以外で購入した人が増えると、保証やサポートの対応が難しくなる。


販売チャネルが増えることは、露出面でのメリットはありますがブランドコントロールという面では難しくなります。


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まとめ


国内でのせどりは「一長一短」あるとはいえ、全体的には比較的安定して成り立っている仕組みだと言えます。

ただし一見すると安定しているこの仕組みも、環境が変わればそのままでは成り立たなくなります。

最も危険なのが国内の事例を「そのまま海外に当てはめる」こと

──これはつまずきの典型的パターンです。


次回はそのあたりをもう少し抽象的な視点から掘り下げてみようと思います。

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