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37.「売れる前に、整える。」──不本意なバズで“命取り”になる前に(第3回)

更新日:10月17日

ヒットを“継続”に変える仕組み

「ライブ配信をすれば売れる」と言われる時代。

しかし本当に残るのは、どの時代でも「整っている商品(サービス)」です。

ネット販売、代行販売、共同購入、そしてライブ配信。オンラインプラットフォームの変遷に伴い求められる商品も洗練されてきました。

かつては曖昧だった中国市場も、今では「整っている商品」こそ広がるための条件が揃い始めています。

本稿ではそうした“整えた商品”を、なぜライブ配信という手法でで展開したのか、

その理由と背景にある市場構造とリスクについてお伝えします。


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第1章:「売れたのに消える」商品(前回の要約)


* SKUが絞られ、特定の型番のみ突出して売れる

* 類似品・模倣品が乱入する

* 並行輸入や価格崩壊が起きる

これらの共通点は「整備が追いついていなかった」こと。つまり売れた時点で崩壊のカウントダウンは始まっていたのです。




第2章:「整えた」商品だけが、任せてもらえる(前回の要約)


* 商標取得によりブランドの正統性と信頼を確保

* 流通経路の明示で価格崩壊リスクを抑制

* 価格設計の共有により、安売りを抑止

* SKU戦略で異常な偏りを回避

「整える」とは、“売れる準備”ではなく“売れた後に耐える準備”


この状態が整って初めて販路を本格展開するフェーズに進めるのです。

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第3章:「ライブ配信」は“整えた後”に選んだ販売手法


ライブ配信はあくまで「整っている商品のプロモーション装置」です。


ライブ配信は注目度を一気に集める強力な手段ですが、リスクも同じだけ抱えています。しかし、整っていない商品がこれに乗ると、ブランドそのものが“短命化”する危険性すらあります。


❌ 整っていない商品に起こり得ること

* 突然の人気化 → 転売屋や代行業者が殺到

* 各所からの並行的な仕入れ → 複数ルートからの流入

* 価格競争 → ブランド毀損・信頼崩壊

* 卸業者の撤退 → 市場から商品が消える

* 投げ売りで終息 → ブランドの価値喪失 ✅ 整えること(第2章)で防げること

リスク 防げる手段

転売屋の殺到 商標登録

並行流通の拡大 流通経路の管理

価格崩壊 商標登録+価格設計

卸の撤退・ブランド毀損 商標登録+価格設計


この流れは、整っていない商品を“売れただけ”の状態で放出した際に起こり得ます。ブランドの盗難や商品すり替えのリスクも含め、私たちはこれを絶対に避けたいと考えています。


🔸整っているからこそ、できた運用設計

整えるからこそ私たちはその手段としてライブ配信を行います。「売るため」ではなく、「売れたあとも守るため」の仕組みを前提にしたライブ配信です。


▶ 配信前:KOL(ライブ配信者)に“選ばれる”商品を

・配信前に様々な商品をKOLに提供

・商品選定はKOL本人に委ね、「紹介したい商品」のみを選定

・SKU単位で紹介の方向性・価格設計を事前に整理


▶ 配信中:ニーズに即応する仕組み

・コメントから視聴者ニーズを即時把握

・「このKOLだからこそ出せる」特別価格を提示

・単なる販売ではなく「次回への繋がり」を意識した構成


▶ 配信後:KOLとの継続関係を設計

・配信結果と販売データを共有し、次のSKU選定へ反映

・KOLが再び紹介したくなるような売上後の“手当て”も実施

・継続的なプロモーションへと繋げる仕組みを整備


ライブ配信は、トレンドかつ「守れる設計が整っていたから選べた」手法でした。KOL自身も「売った後に責任を感じられる商品」でなければ継続的な紹介には至りません。

整えたからこそKOLの信頼も得られた──それが私たちのライブ配信戦略です。



第4章:展示会で「広く伝える・渡す場」を作る


展示会にて私たちが目指しているのは“バズ”を起点に生まれた代表商品を軸に、正規品として販売できる商品群を卸業者・小売業者へ直接提案できる場とすることです。

売る仕組みと売れる土台。その両輪を整えた上で、ようやく「商品を渡す準備」が整ったと考えています。

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まとめ


ライブ配信は魔法の売り方ではありません。むしろ“整っていない商品”にとっては致命的なリスクを引き起こしかねません。

しかし、整った商品であれば──信頼できるKOLと組み、戦略的に届けることが可能です。


整えてから売る。そして整えた商品を、整えた方法で届ける。それが、私たちのライブ配信戦略です。



🔁 次回予告(第4回)

展示会というリアルの場で、どのように「商品の価値」を伝えているか──来場者の反応や、正規取引へ至るまでの導線設計をご紹介します。


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